こんにちは!なすのつくだにです。
今回は、ついにリリースされたこちらのアルバムの感想を書いていきたいと思います!
THE YELLOW MONKEY / 9999
後半はこちら!
THE YELLOW MONKEY 「9999」がついにリリースされた!
こちらのアルバム「9999」(フォーナインと読みます)は活動再開されて初めてのアルバムで、
なんと19年ぶりにリリースされました!
僕はイエモンが高校生の頃(10年くらい前ですね)から好きだったのですが、
残念ながら既に解散していていました。
そのため、「ニューアルバム」がリリースされたことに感動を覚えています…
もし高校生の自分に会えるなら、「イエモンの新曲を聴ける日がいつか来るよ」って言ってあげたいですね。
そこで、今回は「9999」の各曲の感想を書いていきたいと思います!
THE YELLOW MONKEYとは?
有名なバンドなので今更言うまでもないかもしれませんが、一応説明いたします!笑
THE YELLOW MONKEYは1988年に結成されたバンドです。略称はイエモン。
メンバーは
・菊地英昭/ ギター
・廣瀬洋一/ ベース
・菊地英二/ ドラム
の4名。ボーカルの吉井さんが殆どの曲の作詞・作曲を担当されています。
日本語のかっこよさを追求した歌詞やロックと日本的な歌謡曲がミックスされた音楽性が評価され、「楽園」「LOVE LOVE SHOW」「BURN」「球根」など好セールスのシングルを連発しました。
しかし、残念ながら2001年に活動休止・2004年に解散。
解散までには24枚のシングル・8枚のアルバムを発表していました。
その後、2016年に活動再開いたしました。
再開後は精力的に活動し、ドラマ主題歌などにも多数起用されています!
THE YELLOW MONKEYの魅力
僕が思うイエモンの魅力は以下の2つなのではないかと思います!
・日本的な歌謡曲とロックがミックスされた音楽性
日本語のかっこよさに気付かせてくれる歌詞
何が魅力って、イエモンの歌詞はとにかくかっこいいんですよね。
日本語でこんなにかっこいい歌詞を作ることができるんだ、ということに気付かせてくれます。
外国で飛行機が墜ちました
ニュースキャスターは嬉しそうに
「乗客に日本人はいませんでした」
「いませんでした」「いませんでした」
僕は何を思えばいいんだろう
僕は何て言えばいいんだろう
-THE YELLOW MONKEY 「JAM」作詞・作曲:吉井和哉より引用
こちらはイエモンを代表するロックバラード、「JAM」のラスサビ部分の歌詞です。
世界に対する不条理を端的に表現したこのフレーズは今見ても非常にセンセーショナルですよね。当時もこの歌詞が議論になったようです。
身体で身体を強く結びました
永遠の中に生命のスタッカートAh
土の中で待て命の球根よ
悲しいだけ根を増やせ
-THE YELLOW MONKEY 「球根」作詞・作曲:吉井和哉より引用
こちらは僕の一番好きなイエモンの曲、「球根」の歌詞です。
「球根」という、湿っぽい日本的なモチーフが印象的です。
球根を悲しみの詰まったものであるが、悲しいだけ根を増やすことで花を咲かす。
「スタッカート」は音を短く切る演奏記号のことですが、
「生命のスタッカート」という言葉を創造できる才能がすごいですよね。
このようなやり場のない感情を抉り出す歌詞に惹かれます。
日本的な歌謡曲とロックがミックスされた音楽性
母がもともとファンだったことが僕がイエモンを知ったきっかけなのですが、
初めてイエモンの曲を聴いた時の印象は「これって歌謡曲?」でした笑
今考えると、それくらいイエモンの曲って日本的な要素が強いんですよね。
たとえばこちらの「BURN」は僕も大好きな曲なのですが、
イントロの壮大さ・長さはもはや演歌ですよね笑
コード進行も歌謡曲的なものになっております。
歌謡曲からの影響に関しては吉井さんも認めておりますし、
歌謡曲である「夜明けのスキャット」をカバーしていますね。
ロックという外国の音楽を前述した2つの要素によってジャパナイズして、
日本市場でも受け入れられるようにパッケージングしたことが
イエモンがトップバンドになった要因なのかなあと思います!
「9999」各曲の感想!①
興奮してしまい、前談が非常に長くなってしまいました。笑
では早速「9999」の各曲の感想を書いていきます。
全13曲あるので、前半・後半で記事を分けたいと思います!
後半はこちらです!
この恋のかけら
イントロのギターで掴んでくる曲その1。
オープニングナンバーのイントロは大事なのだなあと痛感しました。
スロー〜ミドルテンポのこういう感じの曲調、シングル等では多くないけど好きです。
他の曲だと、「NAI」や「カナリヤ」などはそんな感じですかね。
オープニングでこういう曲調の曲を持ってくるのは「MOTHER OF ALL THE BEST」の「NAI」と似ていますね。
天道虫
こちらは11月に配信されていたシングルですね。
麻雀ドラマである「天 天和通りの快男児」の主題歌のため、
麻雀をモチーフにした歌詞となっております。
曲調としてはポピュラーなハードロック路線で、スネア4分打ちが主体の疾走感のある曲調となっております。
間奏でやっているのですが、エマのカッティング好きです。
「楽園」とかで聞けるやつなのですが、チャキチャキしていてかっこいい。
Love Homme
ロックンロール(ロックではなく、ロックンロール)風の曲。
スリーコードやシャッフルなど、古い時代のロックンロールのものを意識してるように聞こえますね。
エルヴィス・プレスリーに似ているなあと聴いてぼんやり思いました。
箸休め的な立ち位置の曲に聞こえたのですが、皆さんはどうでしょうか。
Stars(9999 version)
10月に配信シングルとしてリリースされていた曲。
全体的にデヴィッド・ボウイの風味を感じる、グラムロック的な曲調ですね。
こちらはアルバムバージョンなのですが、個人的には配信シングルのバージョンより好きかもしれません。シングルバージョンよりスッキリしているように聴こえます。
デヴィッド・ボウイ度の高さで言うとシングルバージョンの方が高いと思います。
だけど、シングルバージョンはもったりし過ぎていて個人的には退屈だったんですよね(ごめんなさい!)。
なので、アルバムバージョンの方が個人的にはハマりました!
Breaking The Hide
途中までは16分主体のリズムなのですが、ギターソロから倍拍の8ビートになり加速する仕掛けが印象的な曲です。
イエモン自体は曲構成(特にリズム面)で勝負する曲はあまりない気がするので、
この曲はそういう意味で新鮮でした。
(曲構成だと、SPARKのサビで同主長調に転調するやつなどでしょうか)
やっぱりギターソロの疾走感が増す感じが聴いてて快感がありますね。気持ちいいです。
ロザーナ
ファンクラブ限定で配信されていた曲。
イントロのギターで掴んでくる系の曲その2。
付点8分+付点8分+16分の3・3・2が続くリズムが印象に残りますね。
先程の「Breaking The Hide」のようにリズムの裏切りで印象付けるのではなく、
リズム反復で印象を残させるタイプの楽曲だと思います。
前半は以上です!後半に続きます!
以上で感想の前半は終了です!
後半に続きます!よろしければ後半も見ていただけると嬉しいです!
後半はこちら!