ふと聴いた、クボタカイ「明星」がとても良かった件

音楽

こんにちは!なすのつくだにです。
今回は、こちらのアルバムを紹介したいと思います!

クボタカイ / 明星

※2020年4月26日に内容を一部変更致しました(配信サービスから「305」が削除され、代わりに「明星」が配信されるようになったため)。

ふと聴いたクボタカイ「明星」が良かった

僕は何かいい音楽がないかなと思い、
Apple Musicで知らない音楽をザッピングみたいに聴く習慣があります。
(例えば、注目トラックや新着ミュージックで知らない曲の冒頭部分をバッと聞くなど…)
Apple Musicは定額制のサービスなので、こういう聴き方もできるのが嬉しい部分ですね。
クボタカイさんはその中で発見しました!

クボタカイについて

クボタカイさんは宮崎出身で福岡を拠点に活動している弱冠20歳のラッパーです。
公式サイトは確認できませんでした(あるのでしょうか?)が、
TwitterやInstagramはされています。
クボタカイさんのTwitter
今回紹介する「明星」は2019年12月に発売されたEPです。

明星の良いと思ったところ!計算された「ゆるさ」!

僕なりに「明星」が良いと思ったところをずっと考えていたのですが、
それは全てにおいて計算された「ゆるさ」にあるのではないかと感じました!
以下に曲調・ノリ・歌い方・歌詞などで感じた部分を述べていきます!

メロディアスなフレーズ

クボタカイさんはラッパーなのですが、
ゴリゴリのヒップホップではなく、「ゆるい」メロディアスな曲調が印象的です。
印象的なサビのフレーズを、ヒップホップ的な繰り返しによって聴いている人の頭に刷り込む構造になっています。
また、音高も基本的に低めの音域で作られており、
それにより無理していない「ゆるさ」が出ています。

僕はゴリゴリのヒップホップをあまり聞かないのですが、
聞かないからこそ「ゆるい」感じがマッチして聞きやすかったのでしょうか。
これらの曲調を、クボタカイさん本人は「エモいと言われがちな音楽」と述べております。

「ゆるい」グルーヴ

しかし、クボタさんはラッパーなだけあって、
ゆるい曲調ですが、ヒップホップ的なノリの要素を感じられてすごく心地よいです!
特に下のリズムトラックがタイトに作られていて、グルーヴィーですね。
重めの後ろノリが歌い方を合っていてすごく聴きやすい。

歌い方も「ゆるい」

クボタさんの歌い方も上の曲調に非常にマッチしていて、心地よいです。
良い具合に気だるい感じで、リラックスした歌い方をしています。
また、ラップ部分では割とかっちり拍にはめているのですが、
メロディ部分では基本的に音の立ち上がりが遅い発声をしていて、
それがリズムトラックで作り出しているグルーヴとマッチしていて良いです。

歌詞が日常に即したもので良い

歌詞も、20歳らしい等身大のものでみずみずしさがあります。

良く頑張った 良く頑張った
躁も鬱も仲良く乱反射
きっとこの先何年 ずっと大人になって
多分平成の次の元号
キャラメルフラペチーノ

-クボタカイ 「平成少女」 作詞・作曲:クボタカイより引用

こちらは「305」の2曲目、「平成少女」の冒頭部分です。
(「305」は今回紹介する「明星」の以前にリリースされたEPです。「明星」の一部が変更された内容になっております。以前は配信されていたのですが、サービスから削除されてしまいました)

この曲は平成最後のティーンエイジャーであるクボタさんが
「平成」という時代に対する労いを綴った曲です。
2行目と3行目で文学的な表現を入れた後に
「キャラメルフラペチーノ」という若者特有の語彙で外しにかかるところに、
クボタさんの若さや等身大な印象、「ゆるさ」を創り出すセンスを感じます。

 

以上より、様々な面で計算をし尽くした上で「ゆるさ」を創り出していることが分かりました。
分析してみて、クボタカイさんは改めて本当に天才的な才能の持ち主だと感じました!

おすすめ楽曲

今回紹介するのは5曲しかないEPなので、全ておすすめなのですが笑、
その中でも特に良い!と思った曲を紹介いたします。

ベッドタイムキャンディー2号

「明星」の1曲目に収録されている曲で、PVも公開されています!

サビの気だるげな「ベッドタイムキャンディー」の繰り返しが耳に残ります。
上にあげた特徴がよく出ており、
それに加えてエレピとギターのカッティングが心地よく絡み合っており病み付きになりますね。
夜の街に繰り出したくなる一曲。

Wakakusa night.

「明星」の5曲目で、
宮崎県の若草通りへ向かった心情を綴った曲となっております。
コード進行自体はメジャーセブンスを多用した循環コードが使われており、
シティポップ的な匂いを感じさせます。
歌詞も曲調も歌い方もチルいですねー。とても心地よい。
落ち着きたい時に必聴ですね。

なんとなくですが、くるりの「琥珀色の街、上海蟹の朝」にアプローチが似ている気がします。
(シティポップ的な循環コード、タイトなドラムの上でゆるいボーカル、メロでラップ→サビでメロディなど)

まとめ

1. クボタカイさんは弱冠20歳のラッパー!
2. 全ての面で計算された「ゆるさ」が良い!
3. これから注目のアーティスト!

以上、ありがとうございました!